思考の備忘

チラシの裏10000枚

自分のことを、少し

今日はいつもより更にテーマのないチラシの裏書きになります。

少し僕自身についてのお話を書きたいと思います。

 

僕は現在、所謂在宅ワーカーです。

一言で言えばライターのような仕事。

この職種を選ぶまでは結構コロコロ仕事を変えてました。

典型的なダメ人間であり、怠け者、社会不適合者。

ずっとそう思ってました。

 

僕は昔からやりたいこと、というか好きなことがあります。

正直、その好きなことができてさえいれば、他のことはどうでもいいと考えている人間です。

ですので、食うための仕事なんて何でもいいんですね。

出世なんて一ミリも興味はないし、車や家どころか大金すら欲しいとは思わない。

 

そんな感じなので、大学卒業後は会社のことや業界のことなどロクに調べもせずになんとなく入社、しばらく経つと色々我慢できなくなってきて退社、を繰り返してきました。

 

その度に家族に心配をかけ、そしてその目を気にしてきました。

 

結構いい歳になってきて「転職を繰り返していれば、そのうち自分に合う環境の職場が出てくるだろ」という激甘な考えが通用しなくなってきた頃。

「そろそろ本気で自分に合う仕事を探そう」と思いました。

自分がなぜ会社を辞めてしまうのか、仕事が続けられないのかをちゃんと分析して、キチンと自分に合った仕事を見つけようと奮い立ったわけです。

 

普通の人なら学校卒業前にやってることですね。

本当にクズですね。

 

で、色々と考えてみた結果、以下の理由が仕事が続かない主な原因だと分かってきました。

 

①仕事そのものが全然楽しくない

②仕事以外の雑務(会社の行事やら飲み会)に時間を取られることが苦痛すぎる

③他人に会社や自分の仕事の足を引っ張られることが我慢できない

 

まず「①仕事そのものが全然楽しくない」についてなんですけど、そりゃそうだわなって感じですよね。

仕事楽しいなんて思える人は極めて少数でしょう。

ただ、ここで自分が分かったことは「仕事が出来ないというわけではない」ということ。

ちょっと自慢のようなウザい書き方になって申し訳ないのですが、今まで勤務した会社では基本的に優秀な人ってことで扱われてきてまして、年齢の割に早く管理ポジションに就かせてもらったり、ヘッドハンティング的なことも何回かありました。

恐らくは皆さんが聞いたことがある企業も経験しました。

だけどね、仕事が上手くいっても、やっぱり面白くないんですよ。

なので「仕事が出来ないから面白くない」ということはではない、という事が分かりました。

確かに、今まで「この仕事面白そう」という観点から仕事を選んでこなかったんです。

条件とかネームバリューとかで決めちゃってたんですね。

「食えればいい」とか最初に言っていたことと矛盾していますが、それはあくまでも自分の希望であって、実際には家族の目を気にして選択してきてしまっていた、というのが本音です。

また後から書きますが、この下手に「どんな仕事でもそこそこ出来てしまう」というのがまた自分にとっては呪いだったんです。

人を苛立たせることしか書いてないな今日。

次へ行こう。

 

次に「②仕事以外の雑務(会社の行事やら飲み会)に時間を取られることが苦痛すぎる」です。

これ結構共感してくれる人は多いかもしれません。

 

まず「飲み会」という名の究極のプライベート時間破壊システム。

「アルティメット・プライベートタイム・ブレイカー」ですね。

ほんっっっとうに大嫌いでした。人とかの問題じゃない。

自分にとってはただただ無駄な時間としか考えられませんでした。

一生懸命理由を考えて逃れたかったのですが、やはり多少でも仕事に影響があると思うと参加せざると得なかったり、、。

まあ、それで上司に気に入られたり、新しい取引が生まれたりとかもあったので、仕事面ではいいこともあったんですが、、。

特に自分は酒もタバコも女のコもやらないので、苦痛でしかありませんでした。

 

それから「無意味な」残業。

皆なんで仕事終わってるのに帰らねーの?なんかの呪いなの?そんなに家が嫌いなの?

君たち帰らねーと僕帰れねーんだけど?

いや、意味のある残業ならいいのよ。

だけどね、どう考えても終わってるし不必要な残業なのよ。

管理者だから分かるのよ、君たちの仕事の進捗。

ただこれもハッキリ不要だと決めつけるわけにもいかず、社内の雰囲気もあるし、、。

これもプライベートの時間を削られるので嫌でしたね、、。

「アルティメット・プライベートタイム・シェイバー」でしたね。

 

それに加えて会社によっては定期的に発生する行事とかもろもろ、、。

これもしょうがないとは思いつつ、仕事で金も出ないのに色々準備したりとか、休みの日に会社に出たりとか、、。

「アルティメット・プライベートタイム・スポイラー」でした。

 

こういったことに時間を取られるのは当然と言えば当然なのですが、通常の仕事ですら余分な時間だと思っている自分にとってはかなりの苦痛とストレスでした。

 

そして「③他人に会社や自分の仕事の足を引っ張られることが我慢できない」。

これは自分の性格が問題だと思うんですが、要するに頭を使って仕事をしていない人が多すぎるんですよ。特に経営陣。

お前のその行動が、会社の、周りの足を引っ張ているということが何故分からない?

だから総会でも社員にもめちゃくちゃに言われるんだよ。

一生懸命考えに考え抜いた答えがそれならまだしも、行き当たりばったりで根拠がペラペラなやっつけのような決断や事業に自分の時間や人生は懸けられないです。

そういう無能な上司から、偉そうに指示されたり持論を展開されたりすることに対しても我慢がならないというか、そういう環境に身を置いている自分がなんか情けなくなってくるんですよね。

「自分に嘘ついてるなー」って感じで。

 

で、この①、②、③を考えた後に精神病院に行ったんです。

鬱病とかではなくて、ひょっとして自分は発達障害か何かなのだろうか、とも疑ったからです。

ずっと自分の考え方や価値観がおかしいのかなと思っていたので、一度検査受けてみたいと思ってたんです。

受けたことある方もいるかも知れませんが、計算とかパズルとか色んなテストを結構長い時間受けて、後日結果を発表という流れでした。

 

そしてその結果はというと、「発達障害ではないが、IQが130を超えており、周りとの価値観や常識とズレが生じている可能性が高い」というものでした。

これには結構自分も驚いて、色々調べてしまいました。

そうするとIQ130超えている人の特徴に当てはまる当てはまる。

好きなことに没頭するとか、トレンドや流行りに一切興味が持てないこと。言動が周りから浮いてしまい、それが人間関係をこじらせてストレスになってしまうとか。

なんとなく今まで自分が感じてきた違和感や、仕事が続かない原因が分かってきました。

 

原因が分かってから吹っ切れるまでは早かったです。

原因が分かって安心したのもあるし、もう生まれ持ったものならしょうがないや、という開き直りのような心境で「先のことなんて分からないから、出来るだけ自分のやりたいことだけやろう」と決意しました。

(ちなみにこの時の心境がここの最後の感想に繋がっています)

そして、その当時勤めていた会社を家族から猛反発を受けながらも辞めて、今のライター的な職に就いたわけです。

 

今の仕事に就いた理由は、上記で挙げた辞めてしまう原因がすべて無いから(今のところはね)。

初めて比較的興味のある仕事を選んだし、在宅勤務が多いので飲み会も少ない。

基本個人で黙々とやるような仕事なので周りの業務もほぼ関係ない。

自分がただ頑張って成果を上げればいいだけ。

まあまた何か不満が出てくるかもしれませんが、しょうがないよね。

その時はその時です。

 

この記事を見て、IQ高くてスゲーなんて思う人がいるかも知れませんが、はっきり言って何も良いことなどないですよ。

少なくとも自分は良いことの方が少なかった。

そんなものより普通の人として、普通の仕事や普通の人生、普通の趣味や興味を持って普通に友達と普通に話せたらって何度思ったことか。

IQ130以上の人は高確率でそう思ってると思います。

 

でも、それを知れたことによって、人生かなり変わったかなと思います。

いい意味で、自分と他人は違うんだ。

だから無理して周りに合わせなくていいんだって思えるようになりましたし、家族の目もまったく気にしないと言えばウソになりますが、それを吹っ切れるようにはなりました。

家族に心配かけてると思いますが、そのうち理解してくれると思っています。

 

やっぱり原因が分かると安心しますよ。

ああ、そういうことだったんだって。

自分は原因が分かってからそのままの自分を受け入れられるようになったし、少しは自分のことを好きになれました。

 

でもやっぱり根の自分は怠け者でその日暮らし気質なんだなと思います。

ホームレス生活も楽しそうだと考えてしまうくらいなので。

 

とりあえず先が分かる人生を送るくらいなら、

先が分からない人生を選びます。

 

お粗末様でした。